Profile

事業開発本部 開発部

2021年入社

食品生命科学科卒

S.N.

Career

1年目
事業開発本部 開発部
タマゴ加工品を取り扱う部署に配属。開発のノウハウや、商品単独の使用ではなくメニューとして組み込まれることを想定した配合調整の難しさを学ぶ。
2年目
事業開発本部 開発部
プラントベース(植物由来の原料を中心にした食品)のたまご風サラダの開発に従事。原料の性質、味、状態などすべてが初挑戦の課題であったが、試作をひたすらこなすことで問題を解決できるようになっていった。
3年目
事業開発本部 開発部
マヨネーズ・ソース・ドレッシング商品の担当部署に異動。同じ開発内でも全く違う商品群を担当することになり、慣れないことも多いが奮闘中。

仕事の醍醐味

自ら開発した商品を、
全国のお客様へ

私は商品開発の部署で、マヨネーズ・ソース・ドレッシングの分野を担当しています。商品開発の仕事は、自社ブランドの新商品をつくったり、お客様のご要望に合った独自の商品を開発したりとさまざま。これまでにないおいしい味をつくることはもちろん、安全・安心な商品をお客様のもとに届けるまでが私たちのミッションです。試作室でつくる商品を、工場の製造ラインでスケールアップした時に何が起きるか、お客様に届いたあとにどんなトラブルが予想されるか、といったリスク管理は特に重要なチェックポイント。ほかにも、売れる商品にするためのネーミングや見た目、価格など検討する項目は多岐にわたります。当然、自分のアイデアが一発でカタチになることはほとんどなく、試作と検証の繰り返し…。関係各所の調整など商品化への道のりは険しいですが、その分カタチになった時に得られる達成感は開発担当者として一番の醍醐味だと感じています!また、商品のジャンルが幅広く、扱える素材も多いので、出来上がる商品のレパートリーが広いことも当社の魅力です。

Q&A

  • 入社動機
    食品に関する幅広いノウハウをもっている企業で商品開発に携わりたいという想いがあったので、豊富なジャンルの商品を取りそろえる当社に惹かれました。
  • 私の強み
    人と喋るのが好きなことです。商品開発で商品をつくるには、工場、品質管理、原料調達、営業など各部署の人たちと連携する必要があるため、コミュニケーションスキルは重要だと思います!
  • 会社の魅力
    商品の味が本当においしいことです!企業向けの事業がメインになるので、一般消費者からの知名度は高くないですが、商品力では他社に引けを取らないと思います。
  • 挑戦したいこと
    前部署でタマゴ加工品の開発を経験し、現在はマヨネーズやソースを開発する部署にいますが、ゆくゆくはサラダや冷凍素材など、すべてのジャンルの商品をマスターしたいです!

わたしの成長ストーリー

未完成×味完成

諦めずに挑戦し続けたからこそ
成し遂げられた、初の商品化

入社後、タマゴ加工品を扱う部署へ配属になって2年目。はじめて新商品を開発したのが「まるでたまご®のサラダ」でした。この商品は、卵不使用ながら卵の味わいを楽しめるプラントベースフード(卵や肉のような動物性の食材を大豆やアーモンドといった植物性の原料で再現したもの)で、当社としては未開発領域のジャンル。当時、部内で唯一新商品開発の経験がなかった私が主担当に抜擢され、しかも社内にノウハウが全くない状態からのスタート…正直かなり不安でした。材料の調達や試作品のアドバイスなど先輩や上司からフォローを受けつつも、「本当に完成するのか」――出口の見えない試作期間が10か月以上続きました。卵特有の味や固まり方、保存時の状態など、何が原因で失敗してしまうのかを検証で探り、試作の回数が100回を超えた頃にようやく配合が安定。一度引き受けたことは絶対に投げ出したくないという諦めの悪さと「もっと多くの人に卵料理を楽しんでもらいたい」という思いを原動力に、開始から一年半以上かかりましたが無事発売まで辿り着くことができました。現在は違う分野の開発チームに異動しましたが、この時の経験は大きな自信となっています。

1日の流れ

08:30出社、試作室の掃除 09:00メールの確認・返信 (生産工場と新商品のテスト生産に関するやり取りなど) 09:30毎朝行う試作品の試食 (販売シーンを想定し、試作の翌日以降に試食) 10:30資料作成、試作準備 (配合を組んだり、商品化に必要な資料を作成) 12:00昼休み (試食の業務もあるので、少なめの弁当をもってくることが多い) 13:00試作 (新しいアイデアの試作と検証を繰り返し、配合を調整!) 17:00資料作成、試作品の状況整理 (この時間で翌日の業務効率が決まる) 18:30退社