わたしの成長ストーリー
諦めずに挑戦し続けたからこそ
成し遂げられた、初の商品化
入社後、タマゴ加工品を扱う部署へ配属になって2年目。はじめて新商品を開発したのが「まるでたまご®のサラダ」でした。この商品は、卵不使用ながら卵の味わいを楽しめるプラントベースフード(卵や肉のような動物性の食材を大豆やアーモンドといった植物性の原料で再現したもの)で、当社としては未開発領域のジャンル。当時、部内で唯一新商品開発の経験がなかった私が主担当に抜擢され、しかも社内にノウハウが全くない状態からのスタート…正直かなり不安でした。材料の調達や試作品のアドバイスなど先輩や上司からフォローを受けつつも、「本当に完成するのか」――出口の見えない試作期間が10か月以上続きました。卵特有の味や固まり方、保存時の状態など、何が原因で失敗してしまうのかを検証で探り、試作の回数が100回を超えた頃にようやく配合が安定。一度引き受けたことは絶対に投げ出したくないという諦めの悪さと「もっと多くの人に卵料理を楽しんでもらいたい」という思いを原動力に、開始から一年半以上かかりましたが無事発売まで辿り着くことができました。現在は違う分野の開発チームに異動しましたが、この時の経験は大きな自信となっています。