サラダサイエンス寄附講座とは、当社が国立大学法人 東京海洋大学に2013年10月に開設した講座(研究室)です。サラダを科学的に解明していくことで、私達の食生活をより豊かにしていきたいと考えています。
設置目的
当社は、「食を通じて世の中に貢献する。」という企業理念のもと、1977年に日本で初めてロングライフサラダを開発しました。現在は、多種多様なサラダ・総菜類をはじめ、マヨネーズやドレッシング、タマゴ加工品など数多くの食品の製造・販売を行っています。一方、東京海洋大学は日本唯一の海洋系大学であり、食品科学の面では栄養や健康に役立つ機能を引き出し、安全な食品を製造するための理論や技術的研究を行っています。サラダに用いられる野菜や、魚介類、海藻類などは鮮度保持が難しく、食材や調味料との組み合わせによっても品質が大きく変化します。品質面では、水産で培われた冷蔵技術も重要な要素であることから、東京海洋大学への本講座の開設は分野発展に大きく貢献できると考えています。
研究内容
サラダに関連する食材や調味料等の品質向上、嗜好性、栄養機能、安全性の向上を目指し、化学的視点、または工学的視点からアプローチします。
具体的には、サラダまたはサラダを構成する食材や調味料について、栄養成分と呈味成分の化学組成、嗜好性に及ぼす要因、健全性などを評価し、サラダの調理加工特性、品質の保持ならびにその制御、調味料との相互作用などのサラダに関する諸問題とこれらを解決するための先端技術について教育研究を行います。
研究室教員
鈴木 徹 特任教授
李 潤珠 特任助教
設置期間
2013年10月〜2024年3月