アジア系のメニューは近年人気が上昇し、トレンドとなっています。しかし、量販店でメニューをトレンドに合わせて変えるには、調味料や食材を一から集める手間が発生します。そこで、今回発売したキットは、調理に必要な具材やたれが一袋でセットになっている商品です。店舗で必要な食材は炊いた白米と一部のトッピングのみのため、簡単に調理していただくことができます。主要な具材が揃えられたキットを使用することで、食材の準備の手間や、使い切れずに廃棄してしまうような食品ロスの削減につながります。店舗での人手不足が深刻化する中、手軽にメニューバリエーションを広げることができます。

　味付けも、現地の味をイメージし、それぞれスパイスや辛味をしっかりときかせた本格的な味わいにこだわりました。『ルーローハンキット』のルーロー餡には、八角や山椒、花椒などをブレンドした中国の代表的な混合スパイス“五香粉（ウーシャンフェン）”をきかせてスパイスの香りを立たせ、隠し味に少量のお酢を入れることで全体の味を引き締めています。また、ご飯と焼豚を口に入れたときの一体感が味わえるよう、餡のとろみ具合にもこだわりました。『カオマンガイキット』は、鶏肉を塩こうじと生姜で下味をつけてスチーム加熱することで柔らかくしっとりと、ソースは豆板醬と赤唐辛子で辛味をきかせつつも甘味とのバランスよく仕上げました。また本場・タイではカオマンガイはご飯を炊くときに鶏の茹で汁を入れ、旨味を出していることから、鶏の旨味をたっぷりときかせたたれを付属し、店舗で炊いたご飯に混ぜ込んでいただくことで、本場の味わいが再現できるようにしました。

　ケンコーマヨネーズグループは今後も、市場のニーズをくみ取りながらお客様のお役に立つ商品開発に努めてまいります。